レトロ Catania ユニフォーム – エトナの麓に咲く象の誇り
シチリア島の東海岸、活火山エトナの雄大な麓に広がる都市カターニア。イオニア海を望むこの古都は、島第二の人口を誇り、メトロポリタン圏では100万人を超える人々が暮らす南イタリア有数の大都市だ。その街のシンボルは古くから「象」であり、クラブのエンブレムにも誇らしく刻まれている。Catania Calcioは単なるフットボールクラブではない――シチリアの魂そのものだ。 赤と青に彩られたユニフォームをまとった「エレファンティ(象たち)」は、セリエAとセリエBの間を幾度も行き来しながら、それでも決してその誇りを失わなかった。財政難、降格、再建――どんな困難に直面しても、スタディオ・アンジェロ・マッシミーノを埋め尽くすサポーターの情熱は消えることがなかった。Catania retro ユニフォームには、そんな喜怒哀楽が凝縮されている。シチリアの太陽のように熱く、エトナの溶岩のように力強い、カターニアというクラブのすべてがここにある。
クラブの歴史
カターニアのフットボールクラブとしての歴史は1908年にさかのぼる。シチリア島において長い年月をかけてアイデンティティを育み、南イタリアのクラブとしては稀有な存在感を示してきた。
初期の数十年間はイタリア南部の地域リーグを主戦場とし、全国規模での名声を得るまでには時間がかかった。しかし1954年にセリエAへの初昇格を果たすと、その名は全国に轟いた。当時の昇格はシチリア全土を熱狂の渦に巻き込み、カターニアというクラブが単なる地方クラブではないことを証明した。
長い低迷期を経て、2006年に再びセリエAへ返り咲いたことはクラブ現代史における最大のハイライトのひとつだ。このセリエA時代(2006〜2013年頃)こそ、カターニアが最も輝いた黄金期と言えよう。マウリツィオ・ザンパリーニやシニシャ・ミハイロビッチといった人物がクラブに関わり、チームはセリエA中位以上の成績を残すシーズンもあった。特に2011-12シーズンはクラブ史上屈指の好成績を記録し、ヨーロッパ出場権をめぐる争いにも加わった。
宿命のライバルはもちろんパレルモだ。「シチリア・ダービー」はイタリアフットボール界でも有数の熱狂的な一戦として知られ、赤と青のカターニアと、黒とピンクのパレルモが激突するたびに、島全体が揺れた。スタディオ・アンジェロ・マッシミーノ(旧称チバリ)に詰めかけたサポーターの怒号と喝采は、他のどのスタジアムにも引けを取らないものだった。
しかし2010年代後半、深刻な財政危機がクラブを直撃した。多額の負債を抱えたクラブは一時解散の危機に瀕し、下部リーグから再出発を余儀なくされた。それでもカターニアは不死鳥のごとく蘇り、再びピッチへと戻ってきた。エトナが何度噴火しても街が再建されるように、このクラブもまた何度でも立ち上がるのだ。
偉大な選手とレジェンド
カターニアの歴史を彩った選手たちは、その多くが情熱と技術を兼ね備えた個性豊かな存在ばかりだ。
黄金期のセリエA時代に特に目立った存在は、アルゼンチン出身のストライカー、マキシ・ロペスだ。彼の力強いプレースタイルとゴールへの嗅覚はサポーターを魅了し、カターニアの象徴的存在となった。同じくアルゼンチン出身のゴンサロ・ベルヘッシオやマリアーノ・イスコも、攻守にわたってチームを牽引した南米勢として記憶されている。
イタリア人選手ではマルコ・ビアジャンティが長年クラブの心臓として活躍した。ミッドフィールダーとして類まれな運動量と戦術眼を持ち、どんな状況でもチームのために戦い続けた彼は「カターニアの魂」と呼ばれた。
監督としてはシニシャ・ミハイロビッチがクラブに規律と戦術的洗練をもたらし、チームを大きく成長させた。ディエゴ・マラドーナの元チームメイトとして知られるジャンルカ・ペッラ(コーチ陣)なども含め、クラブは常に南イタリアらしい情熱的なフットボールを体現してきた。
かつてセリエAの強豪クラブのベテランや若手有望株が「シチリアの冒険」としてカターニアを選ぶことも多く、クラブは常に興味深い人材の坩堝となっていた。
アイコニックユニフォーム
Catania retro ユニフォームの最大の特徴は、鮮やかな赤と青の縦縞(あるいは横縞)デザインだ。このカラーリングはクラブ創設以来ほぼ一貫しており、シチリアの太陽と海を連想させる力強い配色として愛され続けている。
1980〜90年代のユニフォームはシンプルながらも力強いデザインが主流で、当時の主要スポンサーロゴとともにクラシックなイタリアンフットボールの美学を体現していた。肩の切り替えや胸元のパイピングなど、時代ごとのディテールがコレクターの心をくすぐる。
セリエA復帰後の2006年以降は、現代的なテンプレートを採用しながらも伝統の赤青を守り続けた。2010年前後のユニフォームは特に人気が高く、マキシ・ロペスやビアジャンティが着用したことで記念碑的な価値を持つ。
ホーム用の赤青縦縞とは対照的に、アウェイ用は白や黒をベースにしたデザインが多く採用され、シンプルながら印象的な配色が特徴だ。retro Catania ユニフォームとしては、特に2006〜2013年のセリエA時代のものが現在最も高い評価を受けている。
コレクターのヒント
Catania retro ユニフォームを探すなら、まず2006〜2013年のセリエA時代のモデルに注目しよう。この時期のユニフォームはクラブ史上最も充実した時期のものとして、コレクターからの需要が高い。
マッチウォーン(実使用)品は希少性が高く、選手の直筆サイン入りであれば価値はさらに跳ね上がる。レプリカ品であっても、状態(シワ・退色・プリントの剥がれ)を必ず確認すること。南イタリアのクラブゆえ流通量が少なく、良品は早めに確保するのが賢明だ。当店では現在31点のCatania retro ユニフォームを取り揃えており、貴重なシーズンのモデルも複数在庫している。